事業等のリスク
証券コード:6924
2022年6月28日公表
有価証券報告書に記載した事業の狀況、経理の狀況などに関する事項のうち、経営者が連結會社の財政狀態、経営成績及びキャッシュ?フローの狀況に重要な影響を與える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。
なお、文中の將來に関する事項は、當連結會計年度末現在において當社グループが判斷したものであります。
経済狀況?景気動向
當社グループの商品に対する需要は、照明事業で、國および地方自治體における道路?トンネルなどのインフラ整備や公共施設に対する投資、民間企業における設備投資の動向に影響を受け、光?環境事業においては、製造業を中心とした民間企業における設備投資の動向に影響を受けます。
國內外の経済狀況および景気動向に連動し、公共投資や民間設備投資の動向が予測を超える狀況となった場合は、當社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
環境、自然災害など
當社グループの営業拠點、製造拠點は、お客様との関係、グループ內関連事業との連攜、経営資源の有効活用などを考慮した立地となっておりますが、これらの地域で大規模な地震、水害、風害が発生した場合は、損害が生じ、當社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。
これら環境、自然災害などに対し、當社グループでは、BCPの構築検討、重要データなどのバックアップ體制や、妥當な範囲での損害保険加入など策を講じております。また、機能不全のリスクを最小限に抑えるためのリモートワークの導入なども推進しております。
原材料価格の変動
當社グループの主力商品の原材料の一部は、アジアなどより輸入しております。これらの原材料は、為替の変動および國際市況の影響を受けやすいため、原材料価格の高騰が、當社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
これらに対し當社グループは、常にコストダウンを図り、また使用原材料を多様化するなどの施策を講じてまいります。
部材調達のリスク
當社グループは、部材調達難、コストの上昇、コンテナ不足による荷造り運賃の上昇等が生産活動を進める上で支障となり、売上、利益に影響を及ぼす可能性があります。
これらに対し、當社グループは、材料調達方法の見直し、複數社からの調達などの施策を講じてまいります。
新型コロナウイルス感染癥の影響
新型コロナウイルス感染癥の狀況は落ち著いてきておりますが、再度感染が拡大した場合、生産活動の停滯や消費の落ち込みにより、當社グループの照明事業、光?環境事業共に、各産業における設備投資の先送り感が強まれば、當社グループの財政狀態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
その対応として、グループ全體の事業の維持を目的とするプロジェクトチームを編成し、時時刻刻と変化する市場情報の収集を行い、タイムリーな対応策が取れるよう、取り組んでおります。
また、従業員の安全と社會的責任の観點から、當社グループとして、時差出勤、在宅勤務、Web會議の活用など、感染防止のためにソーシャルディスタンスを図る対応を行っております。
新商品開発
當社グループが取り組む照明事業および光?環境事業は、技術革新とコスト競爭について厳しい要求があります。マーケット環境、技術革新の変化に予測を超える狀況が生じた場合には、當社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
これらに対し當社グループは、新技術、新商品開発、生産プロセスの改良など必要な研究開発などを行い、成果の早期実現を目指した研究開発體制によって影響の軽減を図ってまいります。
海外での事業展開
當社グループは北米およびアジアを中心とした海外での販売力の強化を図るとともに、コスト削減などの取り組みも海外の生産拠點などで行っております。取引先や生産拠點のある海外地域においては、當社グループにとって予想できない法律の改正、規制の変動のほか、経済的、社會的リスクが內在しております。これらのリスクが顕在化した場合には、當社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
これらに対し當社グループは、現地子會社や取引先との緊密なコミュニケーションにより現地情報を積極的に収集し、リスクの予防および回避に努めてまいります。
知的財産
當社グループは、現在、主力商品となりつつあるLED関連商品に関する自社、他社の知的財産権の尊重に努めておりますが、當社グループが保有する知的財産権が、第三者から無効とされる可能性、特定の國または地域では保護されない可能性、あるいは、模倣される可能性を有しています。また、知的財産権に関する紛爭が生じる可能性も皆無とはいえません。これらの事象が発生し、當社の知的財産権が大きく損なわれた場合には、當社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
これらに対し當社グループは、知的財産権管理の専門部署を設け、確実な取得および保全、また他社の知的財産権の調査などに努めてまいります。
品質不良等の発生によるリスク
當社グループは、「ISO9001品質マネジメントシステム」を採用するなど、品質管理および品質改善體制の構築を行っていますが、予測し得ない品質上の重大な欠陥といった事象の発生や製造物責任につながる事態が発生した場合には、社會的信用の失墜を招くことに加え補償や対策に伴うコストが発生し、當社グループの業績に影響を與える可能性があります。
これらに対し當社グループは、品質管理に萬全を期すことに加え、生産物賠償責任保険に加入するなどの対策を講じております。
情報セキュリティ
當社グループの情報通信システムは年々、複雑化?高度化していく中、ハッキング等の外的要因や人為的ミス、コンピュータウイルス等により情報通信システムの不具合、故障が生じ、業務が一時的に中斷し、事業、財政および経営成績に影響を受ける可能性があります。
これらに対し當社グループは、外部からの不正アクセスを監視?防止する裝置を設置するなどの措置を講じており、そのレベルアップを著実に実施しております。